京都の環境音楽
働く場所と言っても様々だ、人々が出入りするパブリックエリアとは、例えば銀行のロビー、ブティックの店先、ホテルのロビー、など働く人に取っては仕事場だが一般の人にはレジャーだったり用事だったりするエリアだ、ワークエリアとは、例えば工場の中の生…
働く人に音楽が必要なのか、必要であればどのような音楽の条件があるのか考えてみる、私の仕事環境には絶対音楽の効用があるのだが、まず環境音楽としての基本的な重要な要素は意識される音楽であってはならないという事だと思う、仕事をする上で邪魔になる…
音楽にはその地域特有のイメージがある、 ブロティッシュロック、アメリカンロック、ハワイアンサウンド、シャンソン、インド音楽、邦楽、J-POPなどなど、 日本ではこれらの全ての音楽をごちゃ混ぜに聞いている、 それらの音楽の中から働いている人の背景や…
日本の生活においては、サウンドスケープは常に重要な役割を担って来た、 「茶の宗匠は釜で音楽を奏で、庭師は水の戯れを耳に心地よく響かせるために庭に水車や共鳴壷を仕掛けると言う、 このような感性がどのようにして培われたかをあれこれ考えているうち…
1970年代のポピュラーミュージックと2000年代のヒット曲のJ-POPSを聴き比べるとわかるのだが、 昔より格段にヒット曲のテンポ感が速くなっている、 これは以前の回でも述べた様に、昔はなかったシーケンサーやコンピュータの使い方でいくらでもビートを速く…
ミニマル系と揺れる音楽の違い、 ダイナミックレンジの広い交響曲等の強弱の強い曲は環境音楽には向かないと思う、 適度に聴こえてリズム感がある曲の方が何かする時の環境で流すのは最適だと思うから、 クラシックで最適なのはバロック音楽やモーツァルトの…
1981年に「BGM」と言うアルバムを発表したYellow Magic Orchestraは彼らの音楽の視点を表している、 BGMとはBack Ground Musicの略であるが、一見人々が見逃してしまう事柄の中におもしろくて大事な事が潜んでいる事実を、彼らなりのやり方で示してくれたの…
ウィンダムヒルとナラダ・レーベル、 この二つのレーベルのアーティスト達の楽曲が環境音楽としては一番取扱いやすい要素の多い音楽だと思う、 ピアノやギターのソロ楽器がクラシックでもないポピュラーでもない(あるいはそうでもある)演奏が数多くある、 …
そうだ、環境音楽を語る時イギリス出身のこの人を忘れる訳にはいかない、 その名はブライアン・イーノ! 京都でも展覧会が行われたが、Windows95の起動音制作者として知られている彼は、ロキシー・ミュージックのメンバーからスタートした、 バンドを抜けた…
ビートルズ以外のブリティッシュ・サウンドではどうだろうか? サイケデリックでプログレッシブ、と言えばピンク・フロイド、 彼等の音楽の中には斬新な環境音楽的要素が多数聴かれる、 まず、アルバム「Atomic Heart Mother」では「Alan's Psychedelic Brea…
ブロティッシュ系ロックミュージックの中にどのような環境音楽的アプローチがあるのだろう? まず、彼等の音楽からどんな曲にその要素があるか聴いてみよう、 ビートルズの中の環境音楽的要素を持つ曲では、 初期のアルバム「with the beatles」の「Till The…
京都の音楽はロックで表現すると、さしずめブリティッシュ・ロックだ! 私のイメージでは大阪はアメリカン・ロック、 大阪のライブハウスで京都のバンドを見るとなかなか目立たない、 さすがに大阪はシャベクリの本場だけあってミュージシャンもMCが旨い、 …
音楽自身が「ま」の集合体、そしてそれを最大限に上手にアレンジしてこそ聴くものにインパクトを与える事の出来るものだと思う、 『無用の用』と言う言葉があるが、音楽は正にその典型、 音楽そのものが=目には見えない空気の粗密波の伝搬が耳の鼓膜を振動…
京都のアーティストと「ま」を考えてみる、 私が京都へ来たのは歳がばれるが1960年代から70年代に掛けて一大ムーブメントになった『関西フォーク』を聴いたからだ、 ボブ・ディランに代表されるメッセージフォークに影響され自分達の言葉で音楽を組み…
京都文化の中心は日本人の心の「間」だ! 私は京都人ではないのでよけいにそう感じるのだが、京都の人はこの「間」を大切にする、 お茶、お花、それに伴う水、お菓子、陶磁器、建物、庭、、、 どれを取ってみても、空間、時間、そして何よりも心のゆとりを大…
京都では他の都市ではなかなか聴かれなくなった音を日常の中で聴くことが出来る、 以前近くの中国系のお寺では330年法要があった、 チベットから高僧が住み込みでその数ヶ月間法要を行っていた、 朝から聴いた事のない笛?ラッパ?の音とともに数回のお勤…
音楽の配信をはじめて16年が過ぎた、 初めに考えたこれらのライブラリー音楽を全世界の人々に聴いて欲しい初心は何だったのか、 もう一度音楽を聴く意味も含めて、振返りながら今の心境も織り交ぜて考えてみよう、 配信している音楽のコンセプトを是非皆さ…
永野光浩は4アルバム41曲の楽曲を-すきま-ライブラリーとして発表していますが、彼のコレクションを作ってみました、 -すきま-ミュージシャンの中で、一番オーケストレーションのスキルのある永野光浩、 音質まで細部にこだわった彼の音楽で最大限のリラ…
原公一郎は13アルバム189曲の楽曲を発表していますが、彼のコレクションを作りました、 アコースティック・ギターの奏法を熟知し、それにも増してメロディーメーカーとしてクラシックからポップスまで縦横無尽に音楽の世界を堪能させてくれる、原公一郎…
HALNENは20枚のアルバム209曲の楽曲を発表していますが、彼のコレクションを作ってみました。 プロの作曲家として多くの作品を提供してきた彼の、特別に書き下ろした美しい曲の数々を自らのシンセサイザー演奏で収録。 ヒーリング楽曲から、どこでも使…
Yow Morishimaコレクション2は「オン・ビーツ」と題して、ノリノリのリズムの曲集全て133曲です。 自身が叩くドラムのループやサンプリングとアナログシンセをふんだんに使った、ドラムンベース、ラウンジ、JAZZ、ラテン、レゲエ、それにダブの要素を取…
Yow Morishimaコレクション1は「ノー・ドラムス」と題して、その中でも変則チューニングのアコースティック・ギターだけやシンセサイザーを加えたシンプルなコレクションをアコースティック・ヒーリングと名付けました。 素敵なコードワークや響きをご堪能…
小坂弦楽器工房を主催するギタークラフターの小坂たけしは、ミュージシャンでもあります。 3枚のアルバム47曲を発表していますが、全て彼自身が作った楽器の数々を演奏してレコーディングしています。 曲の仕分けは難しいので、全てのアルバムをシャッフ…
守人は145曲の音源を発表していますが、その中からアコースティック・ギターの微細ななゆらぎを聴ける曲たちを、アコースティック・ヒーリング・コレクションと名付けました、 心安らげる曲集です、 アコースティック・ギター曲集から、ブルージーにジャジー…
イースト・スノーマンは489曲の多くの音源を発表していますが、彼のコレクションを作ってみました、 彼がリスペクトするビートルズから学んだ制作方法やフレーズを想起させる、アコースティック・ビートルズというコレクションです、 次は、心癒されるアコー…
-すきま-ミュージックは、陣内昭男のシャンディガイアから制作を始めましたが、彼のコレクションを作ってみました、 -ネイチャー&ヒーリング-と名付けましたが、自然をリスペクトした穏やかな46曲のコレクションです。 次は、日本やアジアを彷彿とさせる…
Varisの楽曲を聴いて三つのジャンルに分けました、 まず昔はフュージョン、最近はスムースジャズという70曲のコレクションです 次に、日本風やアジア風、それにインド風などエスニックな51曲のコレクションです 最後に、昔からあるイージーリスニング風…
亜矢羽の楽曲だけで、シンセティックな音源を77曲選曲して繋げてみました、 昼の仮眠などに最適だと思います ピアノの曲を中心に選曲してみた95曲です、 こちらもこころ穏やかにしてくれる曲が多いです ちなみに、亜矢羽のヒーリング系楽曲全て180曲…
定額で聴き放題のサービスが一般的になってきた。 みなさんは仕事をしているとき、勉強しているとき、音楽との付合い方はどうしているだろうか。 私は常に何がしかの音楽を流している。 それも、好きなボーカル入りの音楽はどうしても作業のバックに流すと気…
京都の街を歩けばそこかしこに興味深い光景が見れる。 観光地としての京都もおもしろいが、京都の裏路地などの普通の生活がおもしろいのだ。 創って来た音楽を配信する時、ジャケットのビジュアルは全て京都のどこかの風景と決めた。 ビジュアルには肖像権や…